2013年2月6日水曜日

災害時は暖房が使えない><…寒さ対策はマスト~災害時の防寒対策①~

立春を過ぎたとはいえ、寒い日が続いています。
雪の日や寒さが厳しいときに感じるのは、
「こんなときに、東日本大震災のような地震が起きたらどうしよう」ということ
…3.11の停電により、屋内で寒さに震えた経験があるからです><

雪の日はワクワクしたものですが、今は不安に;;


3.11の体験、その際に役立った防寒グッズ、
備えておけば良かったと感じたグッズなど、
いろいろご紹介します^^/
…まずは、3.11の体験から、寒さ対策の重要性についてご説明します'∀'



1.停電になると暖房器具が使えない

3.11のとき、滞在していた茨城の実家は無事でしたが、
停電のために寒さに震えるという状況になりました。
エアコン・石油ファンヒーター・オイルヒーター・電気ストーブ・コタツ
…家中の暖房器具、全て使えなかったのです;;

停電になると、使えない暖房器具は多いものです;;


家屋が一部崩れる、窓ガラスが割れる
…そんなことは一切ありませんでしたが、
暖房が使えない家はとても寒かったです。

セーターやダウンジャケットなどを重ね着し、
汲み置きの水を沸かし、湯たんぽをコタツ布団の中に入れました。
ところが、一度冷え切ってしまうと、なかなか身体は温まらないものです;;

ライフラインが寸断されるような災害時には、
電気やガス栓を使う、あらゆる暖房器具が使えなくなります><

使えるとしたら、マッチで点火するタイプの石油ストーブ、
もしくは、カセットガス専用のストーブぐらい'o'
…暖房器具を購入する予定があったら、
災害時にも使えるものをオススメします。

電気を使わない
石油ストーブ^^

カセットガスが燃料に'o'



2.寒さが心と身体の健康を脅かす><

寒さに震える状況が長引くと体力を消耗したり、風邪をひきやすくなります。
しかも、災害時は食事が通常通りには摂れませんし、医療機関にも頼れません
…普段だったら大したことのない体調不良が悪化しやすい状況です。

3.11では、地震・津波による直接的な被害ではなく、
その後の避難生活での体調悪化や過労など間接的な原因で亡くなる
「災害関連死」された方が2000人以上います;;

非常食・水・衛生用品に加え、寒さ対策グッズも揃え、
体調を崩さないように心がけたいものです。

また、3.11のときは茨城の実家に滞在していたので、
福島第一・第二原発だけでなく、東海第二原発も気がかりでした。
東海第二原発と実家との距離は15kmほど。
何かあったら、大量被ばくしかねない><
…不安を強く感じていました。

福島第一原発の惨状
…実は、東海第二原発も危機的状況だったことが判明><


食材のストックがあった為に、食事には事欠きませんでしたが、
室内で寒さに震える、手を洗うこともままらない、などなど
普段通りの生活が出来ない状況でした。
「ただ事ではない災害が起こってしまった」
「原発事故など、もっと酷い状況になったらどうしよう」
…生活に不自由を感じるたびに、不安が募りました。

食事や暖房など、なるべく普段通りの生活が出来ることが、
身体だけでなく、心の健康維持にも重要だと感じました・。・;
…次の記事で、具体的な寒さ対策についてご紹介します^^/


↓3.11のときに欲しかったグッズNo.1

↓カセットガスで暖がとれる^^



2012年12月6日木曜日

災害時の水の確保&節水のコツ~食料備蓄を活かす3つのポイント③~

なんといっても「水」が肝心!

水・非常食・保存食の備蓄だけでは、実は、災害対策・食料備蓄は不十分
…水道・電気・ガスが使えない可能性があるので、次の3つの対策も必要です。
・煮炊きをするための火 
・手指消毒剤など衛生用品 
・飲料水以外の水(調理と片付けに使う水;生活用水) 、節水の備え
水が蛇口から出る
…3.11のとき、ありがたさを痛感しました><

「火」と「衛生用品」の備えに続き、
今回は、肝心要の「水」の確保と節水についてご紹介します^^/



飲料水以外の水を確保

まずは、飲料水だけでなく、生活用水を備蓄することが大事です。
3.11のとき、濁り水でしたが、地震直後は水道から水が出たので、
バスタブやポリタンクに汲み置きができました^^

とはいえ、汲み置きが出来なかったら、トイレもままならない状態でした><
…やはり、備えが必要です。
・常にバスタブに水をはっておく
  小さい子どもがいるご家庭は要注意 
ポリタンクに水を汲み置く
  庭の水遣り・洗濯など、定期的に入れ替える 
  
ポリタンクなら、気軽に用意できる♪

手間はかかりますが、低コストで実践できます^^



もちろん飲料水も必要…特に、赤ちゃんがいる場合は大量に!

我が家では、生活用水はポリタンクで汲み置き、
飲料水はペットボトル水の備蓄で対応しています。
更に、子どもができたら、ウォーターサーバーも加える予定です。


確実&大量に、安全な水を備蓄できる^^


ちなみに、1日に必要な水分量(体重1kg当たり)は次の通りです

(藤田紘一郎著 『知られざる水の「超能力」』から引用)。
乳児 120-150 mL 
幼児 90-100 mL 
学童 60-80 mL 
成人 40-50 mL

上の計算式を元に考えると、体重50kgの成人ならば2.5L(50×50)、
体重8kgの乳児ならば1.2L(8×150)の水が毎日必要です。

ただし、「赤ちゃんは大人よりも少ない水でも大丈夫^^」と思うのは危険。
粉ミルクを使う場合、哺乳瓶を洗浄するために
清潔な水がたくさん必要になります
…ペットボトルでは、到底まかないきれません;;

母乳やミルク以外では栄養が摂れない::
…だからこそ、備えを万全に!

もちろん母乳もあります。
むしろ、清潔な水・お湯を沸かす燃料がなければ、粉ミルクよりも母乳のほうが安全。
日本未熟児新生児学会 「先進国における災害時の乳児(2011/03/20)」
http://plaza.umin.ac.jp/~jspn/shinsai/pdf/20110320bonyu.pdf

しかし、災害時のストレスや栄養不足により、母乳が出ない可能性もあります。
そもそも、平常時から、様々な理由で粉ミルクを使っている方も大勢います。
粉ミルク・清潔なの確保(カセットコンロ燃料など)
…子どもの生命を守るために、確実に用意したいものです。


個包装の粉ミルク・哺乳瓶・水・発熱剤など

川の水・雨水でも使える、災害用もしくはアウトドア用の浄水器^^



調理で節水

いくら水を備蓄しても、普段同様に使っていたら、すぐに尽きます。
家庭にあるものを活用すれば、簡単に節水できます♪
サランラップで皿を覆い、食器洗いを極力しない 
サランラップは大活躍
…常に3-4本はストックしています^^/

アルミホイル焼きなど、調理器具を汚さない方法で調理
調理に特化したアルミホイルもあります^^

・包丁とまな板ではなく、キッチンハサミを使う 
割り箸紙コップを活用 
・炊飯に使った鍋は、ご飯粒をお湯でふやかしてから洗う
  鍋に水を入れ、ぬるま湯程度まで加熱する
  おこげを作らずに、軟らかめに炊くのもポイント


衛生面で節水

トイレ・洗濯・入浴・歯磨き・洗面など、水を使う機会はたくさんあります。
これをどれだけ節水できるかがポイントです。
洗濯・入浴に関しては、水道が復旧するまで出来ないと覚悟しましょう;;
・入浴や洗面の代わりに、ボディーシートウェットティッシュで拭く 
備蓄分だけでなく、小さなパックを非常持ち出し袋にも^^

マウスウォッシュ歯間ブラシ併用して、歯磨き回数を減らす 

水なしでもデンタルケア♪

簡易トイレを使い、トイレで水を流さないようにする

簡易トイレ・携帯トイレいろいろ…手洗い代わりに手指消毒薬も準備^^/


ペットボトル水・非常食・保存食の備蓄だけでなく、
火・衛生用品・生活用水も含めた水も備えて、
災害時も家族みんなが無事に過ごしたいものです^^


↓にごり水もOK…災害用の浄水器♪
↓アウトドアにも使える、ポケットタイプも^^





↓ウォーターサーバー、いろいろ^^






2012年11月2日金曜日

非常食・缶詰だけでは災害対策は不十分><…衛生・消毒用品も準備^^/~食料備蓄を活かす3つのポイント②~

調理のための「火」を確保…次は衛生対策^^/

水・非常食・保存食の備蓄だけでは、実は、災害対策・食料備蓄は不十分
…水道・電気・ガスが使えない可能性があるので、次の3つの対策も必要です。
・煮炊きをするための
・手指消毒剤など衛生用品
・飲料水以外の(調理と片付けに使う水;生活用水) 、節水の備え 

前回の「火」の備えに続き、
今回は、衛生用品についてご説明します^^/

食料も大事だけど、衛生用品も必需品



衛生用品が不可欠な理由

水道が使えないと、困るのは飲み水だけではありません。
煮炊きはもちろん、食材・食器洗い、手洗いすら難しくなります。
汲み置きの水には限りがあるので、
水を極力使わずに、衛生的に調理・食事をする準備と工夫が必要です。

蛇口から水が出る
…当たり前のことが、ままならないのが災害時;;


3.11のときは、新型インフルエンザ騒動のときに買いだめしていた、
食毒液・マスク・除菌スプレーに助けられました。



衛生的な食事のために役立つもの・工夫、いろいろ♪

3.11の際には、調理前に手指消毒液を使い、
調理中に手が汚れたら、ウェットティッシュで拭き取りました。
キッチンペーパーもあるといいです。
フキンをすすぐ水がもったいないので、
テーブルはウェットティッシュで拭いたり、アルコール除菌スプレーを使いました。

食事を用意する人が風邪をひいている場合、
マスクをして、感染防止につとめることも大切です。

消毒液・ウェットティッシュ・除菌スプレー…毎食ごとに大活躍でした^^


冷蔵庫に保存していた肉・魚を食べきる場合、
なるべく包丁やまな板を使わずに調理したり、
アルミホイル焼きなど、調理器具を汚さないレシピがオススメです^^

調理用・魚焼き用など、進化したアルミホイル発見'o'


調理用の使い捨て手袋も、便利です。
手が汚れないだけでなく、肉や魚を扱った後に交換することで、
他の食材への汚染を防ぐことが出来ます
…ハンバーグ作りなど、日頃から愛用しています♪

食器もサランラップで覆ったり、
紙皿・紙コップなど使い捨てにするほうが、安心です。

紙皿がない場合は、ラップで覆えばOK^^


調理用・衛生用の使い捨て手袋があれば、肉・魚も安心して料理♪


非常食など、他に食料がある場合でも、
冷蔵庫の傷みやすい食材を優先的に食べ、
食べきれないときは、ビニール袋などで密封して処分します。

ゴミの収集もストップするので、各家庭で衛生的に保管する必要があります。
生ゴミは密封してから屋外用のゴミ箱に入れ、
他のゴミはゴミ収集用の袋に入れて室内保管しました
…自治体専用のゴミ袋・レジ袋など、ビニール袋の出番は多いです。

普段、生ゴミ用に使っているのは1つだけ
…災害時はビン・缶用など、他の3つも生ゴミ用にシフト


ビニール袋は大小いろいろあると便利♪
屋外用ゴミ箱も必需品


地震で怪我をしなくても、食中毒や風邪で倒れてしまったら、残念
…災害時に病院が機能しているかは分からないので、
些細なことが命とりになりかねません;;
食料備蓄&衛生対策で、災害をのりきりましょう^^/


↓おしゃれな屋外用ゴミ箱を発見'o'…たっぷり42リットル入ります♪